新作・コスモスブーケが生まれるまで

9月13日にビズー12種類目となる宝石の花束が生まれます。

秋の訪れを告げる可憐な花、コスモス。

わたしが幼いころ住んでいた街には、あちらこちらにコスモス畑が広がっていて、よく母親に手をひかれて一緒にお散歩をしたの。」とデザイナーが思い出を語ってくれました。

茎が細く、可憐な印象のコスモス。風が吹くとすぐに倒れてしまう儚さがありますが、それでもまた起き上がってくる力強さも持ち合わせている。その姿はまるで、現代を生きる私たち女性のようでした。

そして、秋の桜と書くコスモスには、濃いピンクや淡いピンク、ライトパープル、白など、女性の心をウキウキさせる鮮やかな色がたくさんあります。

色彩溢れるコスモスたちが、秋の風に揺られながら一面に咲き誇る花畑-

そんなコスモスの美しさを、宝石を紡ぎ合わせて一つの指輪にしたらどんなに素敵になるだろう・・。こうして、私たちのコスモスブーケ誕生の物語が始まったのです。

まず最初に取り掛かったのは配色。ディープピンクやピンク、淡いピンク、ライトパープルなど彩り豊かな花を咲かせます。そして、しべのイエロー、葉のグリーン、中間色のライトパープル。秋の桜にふさわしく、スモーキーがかった濃いトーンの宝石をイメージしながらデザイン画をおこします。それはものつくりの最初の一歩。とてもドキドキする瞬間です。

完成したデザイン画を元に、次の工程に進みます。それは、石選び。このコスモスの色を、美しく表現できる宝石を選びだします。
このブーケで一番難しかったのが、秋らしいスモーキーさを、どう宝石で表現するかでした。宝石は、透明度が高く色合いの鮮やかなものがほとんど。色が濃く、なおかつ少し落ち着いたトーンのピンクを集めるために、サプライヤーと色の確認を何度も繰り返しました。そして、私たちがコスモスブーケの主役とした宝石が「シャンパンガーネット」でした。

シャンパンガーネットは昼の光ではロゼシャンパンのようなカラーが、白熱光では赤みを増して、艶やかな色に変化する変色効果を持っています。赤、オレンジ、ピンク・・様々な色が織りなすニュアンスカラーは、良くも悪くも「曖昧」。この曖昧さが
、私たちのイメージする秋のニュアンスカラーとマッチしたのです。

同じ宝石でも、「ここに使うのはもっと薄い色」「ここにはパキっとしたカラー」と、微妙なカラーグレードまで細かく調整を加えながら出来上がった、配色。
それはまさに、デザイナーが子供のころによく散歩したコスモス畑と同じ色を宿したブーケが完成したのです。

デザイナーズストーリーはここまで。
このブーケは、9月13日に皆様にお披露目できます。
それまで、楽しみにお待ちくださいね。


4か月前

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください